作業の軸がぶれる癖を克服する!
克服したい癖の内容
Aというテーマについてレポートを書いていると、Pという言葉の意味が分からず、筆が止まった。
そこで、Pという言葉を説明している文献にあたったところ、それはBという別の大きなテーマにおける専門用語であり、Bというテーマのほんの一部分を説明する用語にすぎないことが分かった。
つまり、Pという言葉を、その背景も含めて十分に理解するためには、テーマBについての深い理解が必要であるということだ。
ここで、「レポートの執筆は、テーマBについてしっかり調べて、別の紙にまとめてからにしよう」という思考がはたらく。
テーマBについて紙にまとめながら勉強していると、また別のテーマCにおける重要概念であるQを理解していないことが判明し、テーマBのまとめはいったん置いておいて、こんどはテーマCについて完全な理解を目指そうと、また別の紙にまとめはじめる。
結果、いつまでもレポートが終わらない。
克服のために留意すべきこと
テーマAについてのレポートを完成させる限りにおいては、テーマBやテーマCの完全な理解は必要ない。レポート執筆の妨げになっている知識の不足分だけ補ったら、さっさとレポート執筆に戻れば良かったのだ。
テーマBやCについては素人レベルの知識であっても、いったんレポートを完成させることを第一目標に置き、BやCの深い勉強は、レポート完成後に回せば良かったのだ。
BやCの深い勉強によって得られた知見は、いったんレポートを完成させた後に、余力があれば加筆修正すれば良い、といった程度の優先度である。