うしブログ

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趣味で運営する、GeoGebraの専門ブログ。

(作業メモ)StartPoint要検証(2行の場合;テキスト変更時未定義問題)

(要修復)ToggleButton・RollPolygonWithoutSlipping・貯金時計・直感力トレーニング

ベクトルの一次結合の係数を求める方法(結論のみ)

ベクトルtargetが、一次独立なvector1とvector2との一次結合

target = a * vector1 + b * vector2

で表せるとする。

このとき、GeoGebraで、係数a、bの値を、点オブジェクト(a, b)の形で求めるために、入力バーに入力すべき数式を、2つ紹介する。

幾何学的に求める方法

((Vector[Intersect[Line[(0, 0), vector1], Line[Point[(0, 0), target], Line[(0, 0), vector2]]]] vector1) / vector1², (Vector[Intersect[Line[(0, 0), vector2], Line[Point[(0, 0), target], Line[(0, 0), vector1]]]] vector2) / vector2²)

連立1次方程式を解く問題に帰着させる方法

(Invert[{{x(vector1), x(vector2)}, {y(vector1), y(vector2)}}] target)

 

テキスト描画開始点を返すオリジナルツール「StartPoint」

 

StartPoint Tool - GeoGebra

構文

CopyFreeObject[ StartPoint[ <基準点>, <テキスト>, <数値> ] ]

戻り値

自由な点オブジェクトを返す。

解説

数値が1のとき、戻り値である点をテキストの描画開始点に設定すると、引数の基準点にテキストの左下が揃います。

f:id:usiblog:20180913001605g:plain

 

数値が4のとき、戻り値である点をテキストの描画開始点に設定すると、引数の基準点にテキストの左上が揃います。

f:id:usiblog:20180913001913g:plain

 

数値とテキストの位置の対応は、以下の通りです。

f:id:usiblog:20180913001311p:plain

注意

※CopyFreeObject[ ]に入れずに、

StartPoint[ <基準点>, <テキスト>, <数値> ]

として作成した点は、テキストの描画開始点としては使用できません(定義の循環エラーが返されます)。

 

※本ツールはβ版です。後日、細部につきアップデートを予定しています。