謎解き問題を全力で考察してみた
9=72
8=56
7=42
6=30
5=20
3=??
答えは6なのか、30なのか、はたまた、3=6=30なのか。Twitter上で議論されていた。
答えは6である、というのが私見だ。以下、その理由を書いてみる。
なぜ答えは6なのか
問題文の「6=30」は、「6を30と定義する」とか「6と30は等しい」という意味ではなく、「6に対して、ある演算を行うと30になる」という意味だ。
普通は演算記号を明記して
f(6)=30
とか
⑥=30
とか書くべきところだ。しかし、謎解き問題とする趣旨で、あえて演算記号を省略している。
そうすると、この問題は、9,8,7,6,5に対して演算を行った結果をみて、演算の内容を推測し、「3に対して、その演算を行った場合の結果を答えよ」というものだと理解できる。
このように理解するならば、答えは6である。
30という答えについて
答えを30とするのは、以下のような理由であろう。
①問題文の規則性に従えば、答えは6になりそうである。
②しかし、問題文には「6=30」と書かれている。
③したがって、この問題のもとでは、6は30と表記されるべきであるから、答えとしては30と書くのが正解である。
しかし、上記の説明のうち、③は誤っている。
前述のように、問題文の「6=30」というのは、「6を30と定義する」とか「6と30は等しい」という意味ではなく、「6に対して、ある演算を行うと30になる」という意味である。したがって、6は30と表記されるべき、という規則は、この問題には存在しない。
答えはあくまで6である。そして、6に対して、さらに演算を行った結果である30を答えにするのは、誤りであるといえよう。
3=6=30という答えについて
3=6=30という解答は、「問題の答えは6です。ところで、その答え6に対して、さらに演算を行うと、30になります。」と答えているに等しい。後半は問題で聞かれていないから、不要である。
問題文の??にあてはまる数字を答えれば十分だから、答えは6で良い。
なお、??の直前の問題文「3=」も含めて、3=6と答えるのは、ギリギリセーフだろう。これは、たとえば、「点Pの座標を答えよ。」という問題に対して、「(1,2)」と答えるか、「点Pの座標は、(1,2)である。」と答えるかの違いにすぎないからである。