うしブログ

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趣味で運営する、GeoGebraの専門ブログ。

(作業メモ)StartPoint要検証(2行の場合;テキスト変更時未定義問題)

(要修復)ToggleButton・RollPolygonWithoutSlipping・貯金時計・直感力トレーニング

(雑記)帰納と演繹、あるいは、自らの存在理由

Pを

Point[Circle[(0,0),1]]

と定義すること(①)と、

自由な点オブジェクトとして定義したうえで、On Updateスクリプトとして

SetValue[P,Dilate[P,1/Distance[P,(0,0)],(0,0)]]

と記述すること(②)。

①は、Pを「単位円周上の点」として定義している。これに対して、②は、Pの現在の座標を用いて、次なるPの座標を指定しているだけ。円なんて概念は、一言も出てこない。

①のように定義された点は、「自分は単位円周上の点なんだ」というように、自らが何者であるかを把握し、説明することが可能だ。それで満足し、その定義を自らの存在の拠り所として、一生それに従属する者もあるだろう。それでは飽き足らず、「ではなぜ私は単位円周上の点なのだろうか」と、さらなる探求を進める者もあるだろう。

しかし、②の点は、自らの存在をどう理解すれば良いのだろうか。自分は何なのだろう。次の目的地は毎回指定されるけれど、一体どこに向かっているのだろう。それが分からないまま動き続ける者、それを知ろうとして、より高次の存在を観念する者、自らの存在の意味を見つけることができず、そこから一歩も動けなくなる者。きょうの自分にしか従属しない者は、何を支えに明日を生きていけば良いのだろうか。