最底辺のルーティンをコントロールする
何もする気が起きない、どん底のモチベーションの時でも、なんも考えず触っていられる。僕にとってGeoGebraは、そんな最底辺のルーティンです。だからこそ続けられているし、嫌にならないんだと思います。
これが「ちゃんとやる気があるときにだけ、やることが許されるもの;やるからにはしっかり頭を使わなければならないもの」と位置付けていたら、「やらなきゃ、やらなきゃ」と考え続けるだけで、きっと何年もできていないと思います。気負いは行動を遠ざけます。
何もする気がないとき、退屈なとき、頭を使わずなんとなーくやっている、最底辺のルーティンは何か。スマホでSNSをチェックすること?動画を見ること?本当にやりたいことを先延ばしにするために、それをしているのだったら、もったいない。
同じく頭を使わない、何も産まない時間なのだったら、どんな行動をしても損はないはず。
だらだらGeoGebraをいじっていると、いつの間にかGeoGebraをやっている。「よし、今からGeoGebraをやろう」と決めたわけではないのに。読んでいない本のページをぺらぺらめくっていると、いつの間にか読んでいる。「よし、この本を読むぞ」と決心したわけではないのに。
やるか、やらないかの意思決定問題にしない方が良い。やるでもやらないでもない、意思決定保留の状態で、なんとなーく手持ち無沙汰でやっている、最底辺のルーティンをコントロールしよう。
雑にもできないことが、気合いを入れてできるはずがありません。GeoGebraに教えてもらった、大事な教訓です。