うしブログ

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趣味で運営する、GeoGebraの専門ブログ。

(作業メモ)StartPoint要検証(2行の場合;テキスト変更時未定義問題)

インラインフレーム用URLにおける各値の意味について

はじめに

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GeoGebraでは、上図のような「共有」オプションから、アプレットをインラインフレームで埋め込むためのURL(以下単に「URL」と言う場合がある)を取得できる(ブラウザーデベロッパーツールから取得することも可能である)。下記URLはその一例である。

https://www.geogebra.org/material/iframe/id/qmww2uts/width/451/height/307/border/888888/smb/false/stb/false/stbh/false/ai/false/asb/false/sri/false/rc/false/ld/false/sdz/false/ctl/false

URLには、各種の設定内容を決定するための値が含まれている。その値は、「共有」オプション内の各チェックボックスおよび入力ボックスから、変更可能である。

 

本稿では、URLのどの位置の値が、どの設定に関わっているのかをまとめる。

本稿の情報は、2018年8月11日現在の情報である。その後のGeoGebraの仕様変更により、本稿の情報と実際とが一致しなくなる可能性もある。予め諒承されたい。

 

URLの各部位の把握

URLのうち、

https://www.geogebra.org/material/iframe/

以降が、アプレットに固有の値である。順に並べてみよう。

  1. id/qmww2uts
  2. width/451
  3. height/307
  4. border/888888
  5. smb/false
  6. stb/false
  7. stbh/false
  8. ai/false
  9. asb/false
  10. sri/false
  11. rc/false
  12. ld/false
  13. sdz/false
  14. ctl/false

以上のように、URLには、14個の値が含まれている。順に内容をみていこう。

 

各値の内容

id

そのアプレットを特定するための記号(ID)である。

width, height

そのアプレットのサイズ(ピクセル数)である。

border

フレームの枠線の色(16進数カラーコード)である。黒にしたければ、000000に、白にしたければ、ffffffにすればよい。

smb

メニューバー(含 検索ボタン)、ツールバー(含 undo, redo)、およびスタイルバーの表示(true)、非表示(false)を設定する。

後述のstbツールバー)がfalseであっても、smbがtrueであれば、上記の各種バーが表示される。

同様に、後述のasb(スタイルバー)がfalseであっても、smbがtrueであれば、上記の各種バーが表示される。

stb

ツールバー(含 undo, redo)の表示(true)、非表示(false)を設定する。smbがfalseの状態で、stbをtrueにすると、ツールバー(含 undo, redo)は表示されるが、メニューバー(含 検索ボタン)は表示されない。

stbh

ツールバーのツールを選択した際に、下図のような、ツールバーのヘルプ画面を表示するか(true)、しないか(false)を設定する。

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stbhは、ツールバーが表示されていなければ意味のない値である(trueでもfalseでも挙動や表示に影響がない)。したがって、stbhは、smbかstbがtrueであって、はじめて意味のある値となる。

ai

入力バーの表示(true)、非表示(false)を設定する。

asb

スタイルバーの表示(true)、非表示(false)を設定する。

スタイルバーとは、下図のバーである(下図はスタイルバーを展開した状態である)。

f:id:usiblog:20180811004434p:plain

スタイルバーでは、軸やグリッドの表示に関する設定や、デフォルトビューに戻すボタン、点の吸い付きに関する設定などを行うことができる。

sri

描画をロード時の状態に戻すボタン(下図)の表示(true)、非表示(false)を設定する。

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rc

右クリック、キーボードによる編集を有効にするか(true)、無効にするか(false)を設定する。

trueにすると、オブジェクトを右クリックした際に、下図のような編集画面が現れ、それによってオブジェクトを編集することが可能になる。

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個人的には、埋め込んだアプレットを直接編集することは、あまりしないため、rcの値をtrueにすることは、めったにない。

ld

オブジェクトに付されたラベルのドラッグを有効にするか(true)、無効にするか(false)を設定する。

下図は、ldの値をtrueにした場合の挙動である。ラベルのドラッグができている。

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下図は、ldの値をfalseにした場合の挙動である。ラベルをドラッグすると、(点を固定していない場合には)点自体が移動する。

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sdz

アプレットをドラッグすることによる、アプレットのパン(表示領域の平行移動)やズーム(表示領域の拡大縮小)を有効にするか(true)、無効にするか(false)を設定する。

ctl

アプレットをロードするためのボタンを置くか(true)、置かずに自動でロードを開始させるか(false)を設定する。

trueにすると、アプレット上に、下図のようなボタンが現れる。

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本ブログでは、ページ読み込み時の負荷を軽減する目的で、アプレット埋め込む場合には、ctlの値をtrueにするようにしている。

 

補足:埋め込みアプレットの分析に適した設定

使用するPCにもよるが、筆者がサイトに埋め込まれたアプレットの内部構造を分析する際に、適していると考える設定を記しておく。

width/1400/height/700/border/000000/smb/true/stb/false/stbh/false/ai/false/asb/false/sri/false/rc/true/ld/false/sdz/true/ctl/false

あとは、メニューバーから「数式ビュー」を表示すれば、分析には十分であろう(補助オブジェクトも表示する設定にすることが望ましい)。