色相パラメータと補色の出し方
色の指定で、HSL, HSVを選択する際には、色相(hue)を設定します。
hueは0〜1のパラメータですが、それ以外の数字を入力しても何らかの色が返されます。
hueに様々な値を入れて、色の出方を調べます。
hueを0.5から1.5まで動かす
ここでは、hueを0から1まで動かした場合と、0.5から1.5まで動かした場合に、どんな色になるのかを調べます。
調べた結果、hueを0.5から1.5まで動かすと、黄色やオレンジ、緑などが出ませんでした。
0.5〜1に対応する色のみが出ています。
hueを0から3まで動かす
1〜2の色の変化は、0〜1の色の変化を巻き戻していく形となっています。
そして、2〜3の色の変化は、0〜1の色の変化と全く同じです。
hueを-5から5まで動かす
整数nに対して、2n〜2n+1の色の変化は皆同じ。
2n-1〜2nの色の変化も皆同じで、それは2n〜2n+1の色の変化を逆にしたもの。
これを踏まえて、hueの値と色の出方をまとめると、以下のアプレットのようになります。
補色の出し方
このような変化をする色相パラメータにおいて、ある色の補色を出すためには、どうすればよいでしょうか。単に0.5を足すだけでは、うまくいきません。
hueを任意の実数として、色相をhueとしたときに表示される色の補色を出すための色相の値は、hueを用いて表すと、以下のようになります。
If[(floor(hue)+0.5)-hue>0,hue+0.5,hue-0.5]
以下のアプレットでは、左の線分と右の線分の色が互いに補色となっています。