うしブログ

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趣味で運営する、GeoGebraの専門ブログ。

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期限のある課題のこなし方

たまには大学生っぽい記事を...。

 

期限のある課題のこなし方について。

 

よくある失敗例

 20日後にレポートを提出しなければなりません。

 ①まずは、レポートを書くには何より情報が必要だと感じて、文献を図書館で検索し、重要だと思うページを見つけてはコピーしていきました。最初の7日間は、これに費やしました。

 ②文献を探していくうちに、レポートの構成がぼんやり見えてきたので、いったんコピー作業を中断して、どんなレポートにしたいか、方針のようなものをWordファイルに書いていきました。これに7日費やしました。

さて、提出まであと1週間を切っています。

 ③文献が足りなくて直前に図書館を走り回るのは嫌なので、「これだけあればレポートはかけるだろう」と満足するだけのコピーを確保しました。

 ④コピーが増えてきたので、どこにどんなことが書いてあるかを整理したくて、文献データベースをExcelで作成しました。

こんなことをしているうちに、明後日が提出日となってしまいました。

ここまでで作成した文書といえば、②で作った、レポートの方針を書いたWordファイル、④で作った、文献データベースの2つです。肝心のレポートは1文字も書いていません。今から2日で書かなければなりません。

 ⑤じっくりコピーを読んでいる時間はありません。文献データベースなど見ずに、積んである大量のコピーを、片っ端から斜め読みしながら、とにかくレポートの文字数を増やしていきました。方針を書いたWordファイルも、大して役に立ちません。

 ⑥結局、提出日の前夜は徹夜になり、書きたいことが書けたのかチェックする余裕もなく、なんとか提出しました。今では「もっと早くやっておけば」と後悔しています。

 

何が問題なのか

 上記の例では、ちゃんと20日前から準備を始めたにもかかわらず、最後には焦ってしまい、思ったようなレポートが作れませんでした。

 原因は、無駄な準備が多いこと。この一点に尽きます。

 

改善例

20日後にレポートを提出しなければなりません。

 ①初日は、文献を図書館で検索し、重要だと思うページを見つけてはコピーしていきました。コピーに費やす時間は午後16時までと決め、その後は手に入ったコピーを読みながら、重要な記述を直接レポートのWordファイルに引用しました。まだ文献は少ないですが、現段階で考察できることは、下書きファイルではなく、直接レポートのファイルに、「考察」の章を設けて書きました

 ②次の日にはまた新しい文献が手に入ったので、その日のうちに、直接レポートのファイルに引用しました前日書いた考察を少し変えたくて、レポートファイルの「考察」の章を手直ししました

この作業を7日繰り返した段階で、すでに指定の最低文字数をクリアしてしまいました。「考察」の章も毎日書き直しているだけあって、自分の意見を正確に反映しています。提出まであと2週間弱を残しながら、すでに提出しても良いレベルになっています。

 ③せっかくなので、書いていて疑問に思ったこと、もっと調べたいと思ったことを、さらに深く調べてみることにしました。例によって、16時まで文献を集めて、夜はレポートファイルに直接執筆、というリズムで作業をしました

 ④提出まであと1週間。自分のレポートを見返してみると、構成を入れ替えた方が伝わり易いな、と思い始めました。そこで思い切って大幅に構成を変更しました。必要な手直しも含めて3日かかる大仕事でしたが、まだ4日の余裕を残しています。

 ⑤最後に誤字脱字などの有無をチェックして、印刷しました。結局2日前には、提出するレポートが手元にある状態を確保できました。徹夜も一切する必要がありませんでした。

 

まとめ

 期限のある課題をこなすためには、課題が与えられた初日からすぐに、課題そのものを実行することが大切です。上記の例では、下書きを作成する・文献データーベースを作成するといった作業は、準備であって、課題そのものではありません。

 準備というのは、課題そのものをできるだけ早く進めるために行うツールにすぎず、必要を越えて丁寧にやる必要はありません。「きっとあとあと役立つから、一応これも準備しておこう」などという、安心感を求めるためだけに行うような漠然とした準備は、無駄でしかありません

 初日から課題そのものに直接手を下し、毎日課題そのものの出来を高めることだけに集中します。周辺作業は課題そのものの進行を助ける範囲に限って、最低限に抑えます。こうすると、課題は案外あっさり終わってしまうものです。そうすると、残りの時間を、ミスがないかのチェックやさらなるレベルアップに使うことができて、余裕たっぷりで仕上げることができるということです。